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2014年07月21日

【R-18G創作小説】ドラゴンに支配された王国

暁 紅龍でございます。

さて、今回自作小説の公開をいたします。

ーーーーーーAttention!!!ーーーーーー
この先のコンテンツでは、下記の内容の描写が含まれます。

18歳未満の方、グロテスクな表現の苦手な方の閲覧は禁止です。

【タイトル】ドラゴンに支配された王国

【作品内描写】人→竜化、流血等グロテスク描写有

【作品プロパティ】その世界ではドラゴンという生物により国の行き先が大きく左右されてしまう。ある王国の王子もまた、ドラゴンの「宿主」として選ばれ、ドラゴンに翻弄されるのであった…。

上記の注意書きをご了承された方は、「小説本編を見る」からご覧ください。ドラゴンと呼ばれる、生き物が存在して以降、我々の生き方にドラゴンという生き物は無くてはならないものに変わった。その生き物たちは、本来であれば異世界の生き物であったが、我々の世界に「契約を交わす」という事で、姿を現せるようになったのである。
そして、ドラゴンたちの圧倒的な力によって、我々の世界は大きく変わっていったのであった。

ドラゴン達は、一度契約を交わすとその「宿主」と共に生きていくことになる。ここで言う「宿主」とは、我々がドラゴンとの契約を結ぶ際にドラゴン側が提示してきた契約条件を満たし、尚且つドラゴンとの調和が果たされる人物のことを指すが、これらは名目上のものであり、実際は「ドラゴンに差し出す生贄」のようなものであった。

ここに記すのは、ある世界・ある地域の族長の息子であった者の一部始終を収めた書籍から引用するとしよう。

ドラゴンは私を指名してきた。私はこの地域一帯を治めている王の息子である。この国を、守らなければならない。かと言って、ドラゴンの守護から離れてしまうと、すぐ様他の地域の軍勢が攻め入ってしまう。この広く、多くの人々が暮らしているこの場所は私にとってもかけがえのないの物であり、ドラゴンの言いなりになるしか道は残されていなかった。

ドラゴンと契約を交わす前夜、王である父が私に申し訳なさそうに頭を下げてきた。
私は父と違い、経験も浅く、この地域を治める程度の技量は持ち合わせていない。だからこそ、このチャンスを逃すことはできない。そう悟ったのであった。

―この時点で、記されている書籍からは王子の筆が振るえていることから、不安との葛藤が伺える。次のページを読んでみよう。

今日、私はある意味で生まれ変わるのかもしれない。ドラゴンの「宿主」となり、ドラゴンと共に生活をしていくのだから。そう思えば私は一人じゃない。

―ここから、筆跡が変わっている。恐らく、側近が書いたものであろう。

王子はドラゴンとの契約に向かった。私も許可を得て同行した。王子は初めてドラゴンと対面する。大きく、力強く、まがまがしいその姿は王子には不適切だったのかもしれないが、契約が交わされると、ドラゴンの姿が消えたかと思うと、王子の身体に異変を現し始めた。王子の身体は筋肉質になり、ドラゴンの身体と人の身体が合わさったものになった。背からは巨大な翼と尾があり、頭はドラゴンのそれとなっていた。
王子は私の問いかけに応じた。声は変わっていたものの、王子のそのままであった。王子は疲労しているのだろうか、私に寄りかかりながら自室まで歩き、そのまま寝室で寝てしまった。この眠りは5日間に渡る長い眠りであった。

王子が、お目覚めになったと聞き、私はすぐ様駆けつけた。眠りから覚めた王子は、喉が渇いて仕方がないとの事だったので水を渡したが、すぐ様飲み干してしまう。あれよあれよとしている間に、城に備蓄してあった飲料水の6割がたを飲み干してしまった。そうして、王子は渇きが無くなると、歩き始めようとするが変化した足では歩くことすらままならない。私が介助してようやく歩けるようになったが前方に上半身を繰り出して大股で歩く姿は、まるでドラゴンその物のように思えてならなかった。

次に衣類をお召しになりたいとの事だったので、これもまた変化した体に合わせて特注の物を用意せざるを得なかった。背から張り出す巨大な翼、長く力強い尾を通しながら、それまでの体躯とは比べ物にならない身体に合わせて衣類を作るのには、手間暇がかかった。
王子は良く書物を好まれていた。この書籍に記そうと試みたが、力の入れ具合がわからないのか、筆を何本も折ってしまった。その度に筆は太く、強い素材の物に変えられ、ようやく私は王子にこの書籍を渡すことができた。

私はなんだか別者になってしまったようだ。これまでの身体とは全く違う。ドラゴンとの契約とは、こういうことを指していたのかと思うと、胸が苦しい。今までのように、書籍を読み書きし、衣類にも困らず、食事も困らない生活がここまで懐かしいと思えるのも、この身体のおかげだろう。だが、私は負けない。父やここに住まう人々のためにも、私は耐えなければならない。

―ここから、数日間記載がない。何があったのだろうか。空白のページを数枚めくってみると、ページが焦げている箇所があった。その先から記載があるようだ。読んでみよう。筆跡からすると、側近が記したものだろう。

……この国はもうおしまいなのかもしれない。他の軍勢が一気に攻め入ってきた。王や軍隊が応戦したが、このままでは数日ともたないであろう。住まう人々も、他の地域へ逃げ込んでいるようだ。王子は酷く悲しんだ。そして憎んだ。王子はそのまま意を決して他の軍勢の陣の中に飛び込んでいった。まるで、ドラゴンそのままであった。鋭い爪で切り裂き、長い尾で薙ぎ払い、逆らうものは消し炭になっていった。そうして、王子が帰還すると、王子は気持ちがいいと仰せになる。身体が軽く、何処までも行けると。
幾多の侵略に対して、王子は反撃に出向いた。王子はその度に禍々しい何かに取りつかれているように残酷に人々を殺戮していったのであった。

首都に敵勢が侵入し、城が火に包まれた。王は仕えている者たちを助けようとした。だが、侵入した敵勢の王により、その場で処刑された。無残な姿になっている王を見つけた王子は、身体が震えていた。その時、契約印が王子の身体から発せられ、王子の姿にまた異変が起こった。王子の身体は巨大化し、人の形を維持できなくなった。巨大化した身体を固い鱗が覆うと、王子であった異形の姿、それはあの時の契約したドラゴンの姿そのままであった。そのドラゴンは変わった身体を確認するかのように咆哮した。


巨大な翼を全開にし、城の上部は跡かたもなく消え去っていた。
消えそうな意識の中で見た、最後の王子の姿は、王を処刑した者全てを食らいついている姿であった。

―これ以降のページで、側近の筆跡が見られない。恐らく、この戦で亡くなったのだろう。だが、これ以降も記載がある。誰の物かはわからない。複雑な文字で書かれており、恐らくドラゴン特有の文字であるのだろうか。

書籍の最後のほうは、ページが破れていて読むことができない。
posted by 暁 紅龍 at 18:00| Comment(0) | 自作小説←New! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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