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2010年03月01日

龍のキセキ〜聖獣と闇獣の戦い〜-第一話-

新規小説第2回目である、龍のキセキをお送りします。

これは、今まで書いてきた小説の中で私が一番最初に書いた連載小説です。
ですが、今の今までしっかりと、最終段階まで書くことができていませんでした。
それを見直し、見やすくしながらもボリュームを増やし、3話構成にしたものがこの小説になります。

またこの小説は同時に掲載していただいている「冬風書館」様でも閲覧できます!ぜひご覧ください!

「続きを見る」から、ご覧ください!

龍のキセキ〜聖獣と闇獣の戦い〜-第一話-
その日の夢は、いつも見ている夢とは違い、実感があった。リアルな感覚。そこに居るという感覚。
目の前に居る見なれた石碑が神々しく光り輝き。
そして俺に話しかけて居る。かすかにだが、その声が聞こえるのだ。
『汝…、汝は我の写鏡…。』

「それは…一体どういう意味なんだっ!」

『汝と会える日を…待ちわびて居る…。』
その時、一気に光り輝き何もかもがホワイトアウトして行った、俺も例外なく…。

時間は7時。
いつも通りの起きる時間だ。
しかし、あの夢を見てから数分も経っておらず、記憶が多少混乱して居る。
『汝と会える日を…待ちわびて居る…。』
この言葉を残して、あの見なれた石碑は言葉を失った。
石碑は今も黙ったままだ。
この石碑は、この神社の御神体でもある。黒曜石に干ばつを救った東洋龍神が掘られている。
「おや、光太郎。おはよう。」父の宗雄さん。いつも通り神主の仕事を済ませて母屋に戻る途中であった。
「御神体様は今日もこの地を潤し、見守ってくださって居る。光太郎も私が代を譲る時には、御神体様のお話をしなくてはならないな。」
そう父は御神体様を見つめ話しかける。
「うん。そうだね…。」
そう呟いて俺と父は母屋にむかった。

「あら、二人一緒なんて珍しいわね。ふふふ。」
そう母屋へ帰った俺らに話しかけたのは母の涼子さん。
「「ちょっとね。」」
二人して同じ事を言うとは。やはり俺は父に似たのかもしれない。
その後は毎朝の光景だ。母の作った朝食。新聞とテレビを交互に見ながら食事を取る父。制服に着替え、朝食を取る俺。
ただ、テレビだけはいつもとは違っていた。
『速報が入りました。本日未明に連続他殺事件が発生した模様です。』
しかもそれはこの街で起こっている事件らしい。
『また、遺体には鋭利な獣の爪跡が残されており、警察で現場近くを捜索している模様です』
まさかあの夢とは関係なんて無いよな。
そう思いながら、俺は朝食を終えて学校へ出発する準備をしていた。
「はい、いつものお守り。なんか物騒だから気を付けるのよ?」そう不安そうな声を出す母。そして手渡されたお守り。中には珠が入っている。それをつけ、出発する。

「行ってきます。」

県立高校まではそう遠くは無い。自転車で20分もかからない。高校に近づくに連れ、ワクワクする。それもそうだろう。
今日で2学期は終了。
明日からは冬休みなのだ。

そして、最終日の教室に辿り着く。冬深くなる前の、何となく寒い教室に見なれない姿があった。
「えっと、君は…?」
そうして振り向いた彼は何処か不思議な感覚を持ち合わせている。
「何寝ぼけているんだよ、光太郎君…?」

…あぁ、そうだ。こいつは幼じみの…。

「雄哉。神崎雄哉。全く、頭起きてるのか?」

…そうだ。雄哉である。全く、浮かれすぎているのであろうか。

そしてホームルームが始まる。

『えぇっと、みんな知っているだろうとは思うが、この街で痛ましい事件が起きている。ついては…。』
っと担任からの浮かれすぎない様に、遅くなる時は親に連絡をキチンと入れる等、いつも通りの決まり文句が溢れる。

…しかし、なぜ俺は雄哉の名を直ぐに思い出せなかったのだろう。
それだけ残し、今日の講義は終った。

「さようなら、先生。年賀状出しますからね!」そうして教室を後にする俺。

すると雄哉に呼び出される。
「今日、夜9時に用事がある。一緒にきて欲しい。」
そう手渡されたのは待ち合わせ場所の公園までの手紙。家からはそう遠くは無いが、こんな時間に…?
「まぁ仕方が無い。いいよ。」

そう約束を済ませて学校を後にする。

帰宅後はフリーな時間だ。神社なだけあり、母屋と神殿とはかなりの距離がある。
あの夢を確かめるんだ。
そう御神体の前で思い返す。
すると、突如付けていたお守りの珠が光り輝く。
「うっ…うわぁぁぁ!!!」
ホワイトアウトと同時に何かが身体へと流れ込むのを感じ、意識がそこで途切れた。

「…おい…!光太郎!大丈夫か!?」

そっと目を開くと父が心配そうに見つめている。
「うっ…うん…大丈夫だよ…」
「ちょっと横になってた方が良いんじゃあないか?」
そう進められて俺は自室に戻る事になった。
ベッドで横になっていると、ふと右手首が暖かく感じる。見つめてみると、お守りが白い真珠の様に変化しており、鱗状の彫りがある物になっていた。
「これは…。」
何か起こりそうな、そんな感覚を覚えながら一休みするのであった。

時刻は夜8時半。
そろそろ雄哉が待つ時刻だ。
門限はとっくにすぎているので、勝手口からそっと出る。
雄哉から手渡された手紙にはわかりやすい様にルートまで書かれていた。

そのルート通りに夜道を自転車で走って行く。
その途中、切れかけた蛍光灯が永遠と続く道があった。
そしてそこを慎重に通過しようとする俺。しかし、そうやすやすとは行かなかった。
飛び出してきた一人の男性。

「ひっ…ば、化け物…‼」

男性を襲う黒い影。
人の形状ではなく、歪んだ獣の様な影。
それが段々と数を増して行く。

それは俺を含めた生きる者を食いつぶして行きそうな程凶暴で、凶悪そうな意思を示していた。
そしていっきに。
俺に襲い掛かる。
腕を噛みちぎられそうになるが、振りほどく。
鮮血が迸る。痛みを伴って。
その隙を狙い、影の獣は脚を狙ってくる。関節がひしゃげる程の痛み。
常人では死に絶えているぐらいの痛み。

…俺は…ここで死ぬのか…?

絶望のみが垣間見得る状況。

その時、右腕が思いっきり光り輝いた。

『光太郎…‼俺の声が聞こえるか?!』

誰かの声が聞こえる…。
「だ…誰…?」

『夢で会っただろ、お前の守護龍・ゴウエンだ。』

あの夢を…。本物だったのか…。
意識が途切れ途切れになりつつある。
『今のお前だけではダメだ。俺に…任せてみないか…?っとそんな余裕もない様だな、ならば…っ‼』

ジワジワ寄ってくる、獣の影たち。

『我!ゴウエン!契約者光太郎の元降臨するっ!』

「うわぁぁぁぁぁあああ!!!!」
とてつも無い力がこみ上げてくる。光の様に暖かく、力強い力が。
そうして珠がはじけ、一気に真っ白に光り輝く俺の身体。
そうして身体に変化が生じる。

真っ白になった俺の皮膚は、徐々に鱗状にひび割れて行き、硬く白く輝く鱗へと変わる。
首が徐々に伸びやかに伸び行き、顔は鼻から下顎までが前部へ伸びて行き、上あごの先端部に新たな鼻孔が作られ、元あった歯は形状を鋭く、そして顎の形状にあった大きさの物へ変わって行く。舌も細長く代わり、頭の形状も、爬虫類のような、偏平した形状になる。

手脚は獣の如く、逞しく筋肉が張り詰め、手には鋭い爪が生え揃い、脚は若干長くなり、踵が浮き上がると、それは新たな関節となる。脚にも手同様に鋭い獣の爪が生え揃う。
そして俺の体にはなかった物が現れる。尾てい骨が付近の筋肉と共に伸びて行き、それはしなやかな尻尾へと変わる。
更に背からは肩胛骨の付近からバサッ‼っと大きな翼が現れるそれは純白の羽毛を伴いながら現れ、俺の体を優しく包み込む。

「我、降臨。」

その姿は、純白。純白の竜人の姿であった。

俺は何を言っているのかわからなかった。
ただ、目の前の獣たちが邪悪なオーラを帯びているのだけは分かった。

『光太郎、今のお前は俺でもある。だから、俺が手伝ってやるから、こいつ等を浄化し、成仏してやるんだ。…それじゃあイクゾッ!!』

「グルォォォォオオ!!」
身体から湧き上がる力を信じ、咆哮する。

その声に感化されたのか、黒い影の獣たちも一斉に襲い掛かってくる。
尻尾を使い、一蹴する。一部の獣達は力を失い、成仏していく。
残った獣達が一斉に影に潜む。
そして再び襲い掛かってくる。
今度は鋭い爪で切り裂く。
残った獣は徐々に後退していくが…。

「『グゥォォォオオ!!!』」

そして口を目一杯開き放った業火。
一瞬で獣達は消し飛んでいた。

「俺は…どうなってるんだ…?」
『お前の写鏡である俺の体になったんだよ。一時的にだがな。』
両手を見つめる純白の竜。

突如、パトカーのサイレンが響き渡る。

「後の話は移動してからだ!飛ぶぞっ‼」
バサッと翼を展開し、いっきに羽ばたき、その場から一瞬で飛び去る。

『くふふふ…、面白い展開になったものだなぁ…』
そう呟きながら後にする人影があった。

付いた場所は竜崎神社。俺の家だ。と言っても本殿前なので人は全くいない。

『対にこっちの世界にも影響が出始めてしまったか。畜生…。』

「こっちの世界…?影響…?」

『あぁ、光と闇の戦争がな…。』

「光太郎かい…?」
突如、聞き覚えのある声が聞こえる。父だ。この姿を見られてしまうのはまずい。
『元に直ぐ戻して!』
そうして俺の身体はすぅっと元の人間の姿に戻った。

「なんだ、やっぱり光太郎か。…そして、また始まったのか。やはり…。」

父には分かってしまったようだ。俺の変化と、世界の変化に。

珠が光り、右腕がすぅっと浮き上がる。
『はい…、その通りです。お久しぶりですね、宗雄。』
「ゴウエン。今度はどうするつもりかね。光太郎の身体を使って。」
『この世界に火種を持ち込んだ人物を割り出し、こちらの世界へ戻します。そのためには光太郎…貴方の息子の力が必要です。』
「なる程…。光太郎。ちょうど良い。ゴウエン…お前にも見えているだろう、白い竜だ。その竜の事も交えて話をしなければならぬ。」

そうして、俺の戦争が始まったのであった。



次話に続く…。
posted by 暁 紅龍 at 17:37| Comment(0) | 自作小説←New! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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